手嶌葵の”春の歌集”
この方の歌は、ゲドで聞いたぐらいなんですが、映画もみて無いのでよくは知らなかったんです。
ただ、CDのアオリが凄く素敵でした。
”無防備な存在感”
この言葉が、私には凄いインパクトがあったんです。
私の弥子ちゃんをあらわすに、まさしくな言葉でした。
アヤさんも弥子ちゃんを無防備といったことがありましたが。
蜘蛛と蝶の弥子ちゃんが正にコレでした。
守る術なんて何一つ持たずに、ネウロの傍に弥子ちゃんがいるんです。
ネウロには、あまりに無防備で弱弱しくて、不意に傷付けてしまいそうだから離れて欲しいのに、離れてくれない。
その癖、自分の傍で明らかな存在感を放っている。
だから、どうしようもなくイライラとしてしまう。
柔らかな花のような心の弥子ちゃん。
ネウロには、握りつぶしてしまいそうなほどで、どうにかしてほしいのに、その無防備さもまた愛らしくてしょうがない。
閉塞したものを持たないのが、弥子ちゃん。
でも無防備であるからこそ、あるがままの内面が何かに隔たることなく伸びていくんです。
まさかこれほどぴったりな言葉にめぐり合えるとは。
CDは買う予定はないのですが、このアオリは、凄くいいです。

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