sickの複数形でシックスか・・・駄洒落かと一瞬突っ込みそうになったことはちょっと秘密で。
表紙のシックスがかっこいいなぁ。
6の丸の分が、もしかして地球ですか?
ならばその中の黒い空洞は、シックスによる地球の淘汰か。
最初から行きましょう。
喰ってくれという人に一喝のネウロが・・・・かっこよすぎて困る。
なんだ、もうこの男のかっこよさ。
正直形容する言葉が見つからない。
魔人なんだけど、明らかに不機嫌っぽいというか、怒りが融合しているというか、ネウロの心を怒りが覆っているのがまたかっこいいというか。
語彙が足りません、誰か上手い表現を教えてくれ。
っていうか、何言ってんだこの男バンバン!!!
なんかこの「プライドを取り戻せ人間共よ」って・・・・告白!!!
奴隷への愛ですか!!!とか勘ぐっていたのは、私だけ?
また一人放置プレイ?
いや、こうなると、弥子ちゃんのあの借金返済編の効果有りすぎる。
弥子ちゃんのあの「ネウロと対等でいたい」とかもう正にではないか。
弥子ちゃんのプライドがネウロには心地いいとかそういうことか。
前に言っていた、吾代が正式に仲間になったときとかのエピとかもうそのまんまじゃないか?
そして、ネウロへのXIの反抗心。
以前にも感想に書いたことあったと思うけど、この3人は、ネウロが犯人以外で好んでお仕置きする人たちで、皆それぞれにプライドがあったりするんですよね。
うわぁああああなんかもう恥ずかしいぞネウロ!!!
しかもその後爆破されて、ポカンとした顔が、あまりに少ない表情で!!!
なんだこの無防備な表情。
馬鹿!!!馬鹿馬鹿!!!可愛すぎる!!!
ネウロの養殖、悪意、天然のお話も気になります。
純然たる悪意の無い謎は、養殖。
HALの電子ドラッグは、本人が潜在的に持っている犯罪願望という悪意を増幅させるものだったから、まだよかった。
でも、脅されて作られたものだから、そこに悪意なんて殆ど無い。
確かに養殖。
一般人の感覚だとむっちゃ味の薄い食事みたいな感覚かな。
病院食だと食べた気がしないっていう人がいるけど、それと似ているのなか。
あと、今回面白いなぁと思ったのが、シックスの進化論のところ。
恐怖を隣人にできないというのは、進化に限らず人間であれば、そうですし、他の生物でもありえること・・・・か。
人間より利口な猿って、コレって人工生命体とか、ヒューマンロボットに対してもいえることですよね。
たとえ相手に悪意があろうと無かろうと、人間は淘汰するか、退化するかどちらかでしょうし。
どれほど利口でもおそらくそれに対して心を開くことができるのか。
出来るとすれば、それは完全に自分の支配化に置いた状態でなければ無理でしょうし。
それでも、それが自身の作り出した存在ならば、どれほど嫉妬することかと思います。
ここら辺の命題は、カレカノでもやってたよなぁ。
相手が自分と同等、知恵や自我が付き始めればなおさらでしょうし。
小学生並の猿っていう台詞は、とても的を得ていると思います。
幼稚園では、自身に良い判断が出来る年齢ではないと思います。
小学生の中学年ぐらいになると、自身の損得をある程度計算して行動しだすから、恐いんだよなぁ。
だからこそ、そこらへんぐらいまでに、ある意味善悪を学ばせることが大事でもあると思うんですけどね。
難しいなぁ。
それに、別にコレって進化がどうのこうのって話よりも、根本的に人間ってそうだよなというのもあるし。
戦争だってそうだし、隣が刃を持つから自分は鉄砲を持って、鉄砲を持っているから、ミサイルを持つ人が出てきて、ミサイルを持っている人がいるから、核を持つ人が出てくるってサイクル。
なまじ力があるだけに、恐怖を隣人には出来ない。
悪循環とは正にコレだよなぁって。
疑うということは、辛い。
疑われることも、疑うことも比べる術もない程辛い。
疑うから嘘をつく。
疑われるから嘘をつく。
嘘をつけば、嘘を守らなくてはならない。
嘘を守るためには、嘘をつかなくてはならない。
そして、嘘をつくから疑い疑われる。
自分も人も。
コレ、私円陣で書いてた文章そのまんまなんですけどね。
正にこれだなぁって、最近つくづく思います。
しかしこのシックスの考え、どっかで・・・・って思ったんですけど。
でもコレって、恐怖する対象だからこそ、人間を殺すってことですよね。
つまりシックスは人間を恐れているということですかね?
なんか蛭の言ってたことを思い出しました。
蛭の言ってたネウロの恐怖。
蛭もネウロを次元の違う完璧さだって言ってたんですよね。
そしてシックスもネウロも人間とは遠い存在って言ってる。
なんか、ネウロが孤独孤独といわれているようで、なんだかちょっと寂しい気分なんですけど。
そんなネウロの傍らにいる弥子ちゃんって、何なんだろうみたいな。
でもそんなネウロとシックスが人間の所有権争いか・・・・。
スケールがでかいのか小さいのかわからないのが、ネウロの凄いところですね。
しかしシックスが出てきてから、特に今回は、本当に多くの以降のシリーズに出てくるキーワードが一杯出てましたね。
今後大事になってくるキーワードといえば、
悪意、養殖、天然、恐怖、進化、退化、淘汰、病、癌、記憶、親(父)、子(娘)、血縁、家族、本当の自分(I)、芯、絆、忘却、人間の裏の価値。
まぁ今のところはこんなところかな。
たくさん有りすぎて、整理しきれない。
親子で父と娘と入れたのは、シックスとXIの父と娘。
弥子パパと弥子の父と娘。
そしてネウロと弥子の擬似的父と娘の繋がり。
本当の自分のIはもちろんアイさんの意味も有りで、絡んでくる気がから。
あぁ、もう本当に書いても書いても、感想が書ききれないぐらいある。
っていうか感想書きながら、弥子誘拐以降を読み返してたら、またなんか意味深で・・・困るわ。
シックスと分かれたときの、ネウロの笑顔の凶悪なこと。
なんだろう・・・この超絶笑顔。
余裕の笑みとは何かが違う気がするのは、私だけなんでしょうか。
変な違和感がある。
普段のネウロならもっと、優越とした笑みを浮かべそうなのに・・・。
それが妙に不安なんです。
蛭編から感じる、妙な違和感がどうしても消えない。
さて、事務所に戻って、お久しぶりの弥子ちゃん登場。
やっぱり弥子ちゃんがいると、それだけで嬉しいのがファン心理でして。
それにしても弥子ちゃん心広すぎるぞ。
私だったら、そんな相手、頼むから挑発してくれるなって突っ込むんだけど、弥子ちゃんそこらへんスルーだし。
すげぇ・・・さすが人類を救った女だ。
しかも、ため息の後ろにいるアカネちゃんの戸惑いっぽい仕草が気になる。
なに?コレは弥子ちゃんと一緒にため息って意味?
それとも
「そんなこと無いよ弥子ちゃん。
弥子ちゃんが誘拐されてから、ネウロさんけっこう苛立ってて大変だったんだよ?」とか言いたげってことか?
謎・・・謎です!!!
そして今回の一番美人ネウロが、この唇に手を当てて思案するネウロ!!
綺麗だ・・綺麗過ぎる。
さて、次回以降は、新章突入と・・・・同時に死亡フラグ。
濃厚なのは、笹塚、叶絵このどちらかが狙われる可能性があるとかんがえています。
吾代は殺すには、いまいちインパクトがかけるし。
弥子ちゃんママも可能性は有りと思ったんだけど、う~んこちらもちょっと。
可能性は、今までまったくスポットライトが当たっていなかった叶絵かなぁと。
あと、最近動きか派手になってきた笹塚さん。
笹塚さんは次の新章辺りで、過去編をやってほしいという希望も込めて画有ります。
しかし、笹塚が死んだら、笹塚ファンが可哀想だなぁ。

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