ネウロは、書き始めが一番苦労するんですよね。
言わせたい言葉とか、シュチュエーションはあるんですけど、中々そこに持っていくのに一苦労。
なんと言っても、ネウロが動かしにくいけど、弥子ちゃんの視点にすると余計に書きにくいというのが、原因です。
正直、私が書くネウロは、かなり捏造を含んでいることを承知で、弥子ちゃん大好きなんですよね。
弥子ちゃんが大好きで大好きで、ただその感情以外持って居ない人なんです。
他の部分ってのは、魔人としてのウェイトが大きい人。
というつもりで書いています。
だから、私の魔人は、以外と純情派なところがあったりします。
なんと言っても、見守る愛を貫くつもりの男ですから。
まぁ・・・この男の見守るって、ストーカーチックなのが恐いんですが。
そして、弥子ちゃんは問題外です。
恋愛物を書くのに、これほど動かしにくい女の子は、私は初めてかもしれないってぐらいに動かない。
恋愛面には疎そうというのもあります。
食欲優先なのもあります。
でも、何よりこの子・・・・・ネウロを男としてみていないんです。
あくまで人外なものだから、恋愛という枠に、ネウロを入れてない。
逆にネウロは、人間に対する理解がありますから、弥子の感情を理解できるんです。
弥子のネウロへの感情で、あえて一番近いのは、父親に向ける親愛の情。
ですが、それが一番ネウロには、痛手だったりするし。
なものだから、すっごいネウロの感情というのには、鈍い。
ネウロがくれる愛情ってものには、まったく気付かない。
まぁ基本的にネウロは、弥子にとって絶対の存在だから、
実は、弥子は、感情を分析するというより、行動という現実を分析することによって感情を理解する人。
あくまで行動に出さなきゃ、分析もクソもあったもんじゃない。
でも、ネウロは、その行動が出せずに純情派をしているわけで・・・・。
そりゃ進展しないわ・・・この二人。
今まで、私も色々なカップリングをやってましたけど、基本的に理知的なキャラクターを愛してまいりました。
こういう本能的キャラは、得てして苦手なんですよ。
近しいのは、銀魂の沖田神楽でしょうね。
戦闘本能に忠実な二人を書いてました。
ただ、その場合も未発達ながらも、お互いが恋愛感情を持っていたし、お互いが共感しあう親近感やらを掘り下げながら恋愛感情につなげれたし。
まだ書きやすかった。
私の小説では珍しく、バトルシーンやら動きの描写を考えながらかけたので勉強になりました。
あとは、人外という意味では、封娘の殷雷と和穂です。
ただ、この二人は、元々恋愛というつもりより、それを超えた信頼関係を書きたくて書いてました。
恋愛も何もかも超えて、互いが自分自身のように感じながら、互いを補完しあう関係。
依存に似ているけど、それは役割分担のなせる業だったり。
出会えたことに対する感謝とか、そういうのが書きたかったことだった。
今の文章の原型を作った、鋼のロイエド。
コレは、エドがとてもロイを好きという設定の上で、自己犠牲やら、相手へのどうしようもない憧れ、信頼がありました。
何より鋼は、書きやすいネタがちりばめられてましたから。
う~ん、どの場合も、相手に向ける明確な感情がありました。
銀魂の沖田神楽は、闘争本能と親近感。
封娘の殷雷と和穂は、信頼と感謝。
ロイエドは、憧れと信頼、親近感その他もろもろ。
どれもコレも明確な名前の付く感情があったんです。
でもネウロには、それが無い。
特に弥子のネウロに対する感情に、名前がつけられず困ります。
弥子ちゃんのイメージがつかめていないので、困ります。

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