まぁ、王道はハイジ×走でしょう!!
逆もいいと思うが、個人的には、ハイジ×王子も好き。
よくね、最後のよくね?
駄目な子王子をハイジがフォローしまくってるというか。
何より王子がゴールした後のあのやり取りがたまらねぇよ!!
あと、ハイジとニコチャン先輩もいいね。
まぁ、全体的に問答無用で萌えるって話ですよ?
すみません。いきなり腐全開な感想ですみません。
しかし思わずそう言う目で見てしまう。
内容は、陸上を舞台にした小説です。
大学生です。
高校時代は実力のある陸上選手だった走(かける)は、とある事情で退部。
陸上から身を引いていた走に声をかけてきたのが同じ大学の清瀬灰二(通称ハイジ)
行き場のない走を、ハイジは自分が住んでいる青竹荘という大学の寮に入ることを進めます。
それも超がつくオンボロ寮ですが、家賃が安いことと行き場がないことなどが理由で入寮を決意する走。
そこに9室しかなく、すでに8人の住人がいました。
漫画大好きで漫画に埋まっていることを幸福とする柏崎茜(通称王子)
ど田舎から上京してきた杉山高志(通称神童)
そっくりで見分けのつかない女の子大好きな双子、城兄弟(ジョータとジョージ)
ニコチン中毒でタバコで部屋が真白な留年、平田彰宏(通称:ニコチン)
クイズ番組が何よりも好きな雑学王、阪口洋平(通称:キング)
在学中に司法試験に合格している頭脳派、岩倉雪彦(通称:ユキ)
アフリカからの国費留学生の黒人、ムサ・カマラ(通称:ムサ)
そして走を寮へと誘い、寮の食事から掃除などなどを面倒みているハイジ。
実は、ハイジは走が来る前から、ずっとこの寮に10人になることを待ち望んでいました。
そして走が来たことで、ついに10人となり寮が埋まった。
するとそのハイジは、全員の前で言います。
「10人の力を合わせて、スポーツで頂点を取る」
全員が何のことだ?と聞く中で、走だけは心当たりがありました。走はハイジが以前陸上をしていたことを知っていたんです。そして10人でするスポーツ。
「誰でも一度は目にしたことがあるスポーツだ。雑煮を食いながら、正月にテレビで」
そこまで言われて走は確信します。ハイジが満を持して言いました。
神童だけがまさかと心当たりを見つけます。
「そう、駅伝。目指すは箱根駅伝だ」
とんでもないハイジの計画に、全員は一部賛同者はいたものの、もちろん殆どは反対。
しかしここぞとばかりに強権を振りかざし、全員を纏め上げてハイジは(少々強引に)箱根をめざし始めます。
最初はしぶしぶだったメンバーも最初は、ハイジにあった貸しやら、行き場がないとか、女の子にモテたい、就職活動に有利などなどの不純な動機でしたが、段々と走ることや走ることで生まれる人との関わりに成長していきます
そんな10人の箱根ストーリー……コレが泣かせる。
もう何が泣けるって。
全員が暗い過去を背負っているとかそういうわけじゃないんです。
ただそれでもそれぞれに思うところがありながらも、それを走ることをとしいて、乗り越えていくのがいい。
ハイジは全力でそんな9人全員を纏め上げて、それぞれにあった練習方法を取り入れて箱根へと目指します。
それぞれの個性がまたいいというか。
緩い部分はあるんだけど、でも時折は喧嘩をしたり、落ち込んでみたり。
そんなメンバーを大体は走の視点から書かれています。
その中でもやっぱり特筆するべきは、ハイジと走ですね。
二人とも走るということを心から愛していて、互いの走りに感化されているのが泣かせます。
ちょっと短気なんだけど、一途というか仲間思いな走と、大人で優しく、時には厳しい指導者にもなるちょっと腹黒いハイジは、本当に良いコンビでした。
二人は全てを言葉にするということはないんですが、(言うときもあるけど)お互いに行動やちょっとした言葉で伝えってる気がして。
ただ問題が、その言葉が…………BLっぽいというか。
思わず私が全力で突っ込みいれますよ。
いれずには居れんよ。無理すぎる。
例えば
”二人が出会えたことをニコチャンは奇跡のようだと思うのだ”(byニコチャン)
奇跡ですか!!そうですか!!(フンフン←鼻息)
※走りに関してですよ
「信じる信じないじゃない。ただ君なんだ。走、おれにとっての最高のランナーは君しかいない」(byハイジ)
そうですか。プロポーズですか。そうですか。(フンフンフン←鼻息)
※いや、そうじゃないから。これBLレーベルじゃないから。
”あぁ輝いている。君の走った軌跡が、白く発光する様が見える”(byハイジ)
どんだけ輝いてるんだ。あんたの中の走君は!!(フンフフンフフフン)
そして極めつけ
”やめてください。壊れてしまう”(by走)ケツですか!!股間ですか!!穴ですか!!(ふんがぁあ嗚呼ああ!!)
※違います!!足です足のことです!!!
すみません。
興奮しすぎて、思わずレインボー効果を発動してしまいました。
陳謝いたします。
でも、無理だよ。
これは突っ込みいれちゃうよな、腐ったお姉さんはさぁ。
まぁそう言う意味でも大変美味しく……もといとても楽しいです。
いや、もちろん二人の純粋な友情と言う意味でも大変面白作品でしたよ。
あれ?なんか凄く白々しく聞こえる気がするのは何で?
気のせいだって誰かいって?
実はこのお話を読んだのは、とあるサイト様のフラッシュを見たのが切欠で。
映画もやってたそうなんですけど、私はそのフラッシュの素晴らしさにほれ込み読み始めました。
そのサイト様がこちら
http://www3.to/mochi-mochi
コピペでお願いします。
大好きな一作を教えていただいて本当にありがたいです。
ちなみにunder the roseもこの方フラッシュからです。
……好みが似すぎている気がして恐いわ。
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