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日記兼二次小説スペースです。 あと、時々読んだ本や歌の感想などなど。 初めての方は、カテゴリーの”初めての人へ”をお読みください。
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典型的なB型人間。
会社では何故かA型と言われますが、私生活では完全なB型と言われます。
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関西在住、性格も大阪人より。
TVに突っ込みを入れるのは止めたい今日この頃。
趣味は邦楽を愛する。お気に入り喫茶店開拓
一人が好きな割りに、時折凄く寂しがりやです。
字書き歴7年近く。
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ちょっと大変でした。
何が大変てお話書くより、タイトル考えるのが全然浮かばなかった。
タイトルだけで2時間近くかかったのは初めてです。
大体いつも30分もあれば余裕で決まるのに。

時ミコです。
なんかまだまだ試行錯誤しながら、書いています。
詳しくはあとがきにて。



























「岸田美依子って・・・知ってるだろう、志村。
 そいつもいたみたいだけど・・・死んじゃったね、みんな。」

時生は、何を言っているのか理解できなかった。今、何故彼女の名前を聴かなくてはいけないのか、と思うので精一杯だった。それも闘いの最中に現れた、妖魔から聞くにはあまりに不釣合いな名前だ。
そして同時に、走馬灯というのは、きっとこういうものなのだとも思った。冷静だったわけではない。これは闘いに身を置く彼の性のようなもので。一瞬で美依子の顔が脳裏に浮かぶ。笑い怒り、時には沈んだり、コロコロと変る表情が浮かんで消えた。何故消えるのか、死んだからだ。そう聞いたからだ。そこまで考えて漸く時生は声が出た。
だが、それより早く、反射した光が目に入った。それが次の瞬間には、真っ暗に染まっていた。痛みはない。それよりも先に、彼は自分の迂闊さを呪った。敵を前にしながら、心は脳裏に浮かんだ彼女を追って背を向けた。敵の言葉に我を忘れるなんて、失態以外何ものでもない。



理由は無かった。

それでも、自分はその一瞬。
全てを忘れた。
使命も目的も全て忘れて。

彼女の姿を追っていた。









テレビが今日一日のニュースを読み上げている。天気予報で、明日も残暑が続くと告げる。もう直ぐ、毎週時生が見ている夕方のアニメが始まる。もちろん録画の準備も万全だ。緑茶が仄かに香っているこの居間は、夕餉前独特のなんとものんびりとした空気がある。
しかし、きっとのんびりとしているのは、僕一人なんだろうなと時生は思う。卓の向こう側で、美依子の手はよどみなく動いていた。卓に広げられたのは、黒い布が何組もある。そして、針に布と同じ色の糸。何を作っているのかと時生が聞くと、家庭科の授業の課題で人形を作っていると教えられた。それも手縫いで。感心せずにはいられなかった。志村家での裁縫ごとは、全て式神の仕事だ。

「やってみる?」

時生が眺めていたからだろう。美依子は、時生に向かって縫いかけていた物を見せた。しかし時生は、それには力いっぱい首を横に振った。自分でも手を出せば、とんでもないことになるとしか思えなかった。

「いえ、いいです。
 僕がやると無茶苦茶になりますから。」

「そない難しいことやないのに。」

そう言っても、美依子もそれ以上は勧めることもなく、ただ少し笑ってまた指を動かし始めた。時計を見れば、まだアニメが始まるまで時間がある。時生はお茶をもって、彼女の横に移動した。
覗くと黒い糸が白いラインの上を丁寧になぞっていく。器用な手先は、大袈裟を承知で言えば、まるで魔法のように時生には見えた。料理にしても裁縫にしても、美依子は器用な手をしている。時生は、普段の美依子からは少し意外だ、と思わずにいられない。だがそうと言えば、彼女は拗ねるのだろうことも解っており、口に出すことはなかった。

「何やとおもう?
 コレ。」

縫い物を続けながら、美依子が話す。邪魔になるだろうと、時生が声をかけずにいたのを気付かれたのかもしれないが。だが時生は、それはあえて口には出さず、何かと考える。
美依子が縫いっている以外のパーツを手にとる。いまだ縫われて裏地しか見えないが、少しだけ裏返してみても、タオル地の黒い生地。きっと動物なのだろうことは解るが、それより他のヒントはない。大きさは赤ちゃんと同じぐらいの大きさか。それより少し大きいぐらいだろうか。胴体らしい部分を見れば、かなりデフォルメされた動物だろうと考えた。そしておそらく、美依子が今縫っているのは、顔のパーツだ。だが、裏地からだけではわかるはずがない。

「何なんですか?」

「コレ、志村やで。」

思っても見なかった答えに時生は目を丸くした。てっきり動物だと思っていた。いや、それ以前にどう見ても真っ黒な布地で、コレを自分だと言われても時生には複雑だ。色白だというつもりはないが、それにしても、と。アレコレと困る時生を見て、美依子は笑った。悪戯を成功させたときの子供の顔だ。

「ははっ、驚きすぎやて。
 志村むっちゃおもろい!!!」

「ミーコさん!!」

ケタケタと笑う美依子に、時生は憮然とした表情を返す。からかわれたのだと思うと、少しばかり顔も赤い。驚くなと言うほうが可笑しいのに。ひとしきり笑った美依子は、糸を切り、待ち針を外していく。そして、布地をクルリとひっくり返すと現われたのは、やはりどう見ても動物の顔だった。小さな顔に頭辺りにある尖った耳が小さく見えた。まだ表情はない。それでもなんとなく察しがついた。

「可愛いやろ。
 黒猫。」

そう、猫の顔。布は、そのまま卓の上に置かれて、時生のほうを見ていた。美依子は、また別のパーツを手にとって、縫い始める。

「これ、完成したら、志村にあげるからな。」

「僕に・・・ですか?」

「うん。」

驚く時生に、彼女は小さく頷いた。そして手を動かす。時生宛だというぬいぐるみは、着々と出来上がっていく。美依子が、猫が好きだということは、時生は以前に聞いたことがある。だから猫のぬいぐるみなんだろうと思った。第一に、ぬいぐるみなんて、時生も子供の頃にもっていた記憶はあるが。普通、男が持つようなものでもないだろうに。どうして。

「あの・・・・。」

「貰ってくれる?」

「えぇ、それはもちろんですが。
 あの、なんで。」

聞くと、美依子は少し戸惑ったように、息を止め、そして手が止まった。膝に手を置いて、時生の顔をまっすぐに見据える。少し眉間に皺を寄せて伺うように。
時生は正直、彼女のこの視線が苦手だった。カトブレパスを知って、それでもこれほどまっすぐに見据えてくるなんて人に、今まで会ったことがないからだ。そしてそんな時の彼女は、大抵時生が思いも寄らないことを口にする。

「志村さ、逃げたりせんよな。」

「はぁ?」

「ほら、妖魔と会ったとき。
 まぁこの間の商店街の時は、細美が居ったから闘うことなかったけど。」

何のことかと思えば、今までの闘いを言っているのだと時生も解った。
確かに敵を前に逃げたことはない。当然だ。逃げるはずもない。もとよりそんな選択肢は、時生には無かった。あるのはただ闘って、勝つことだけ。それ以外にない。逃げたところで何の解決になるわけもないし、何より妖魔に立ち向かえるのは、自分達だけだという自負もあった。

「当たり前ですよ。
 僕は、一応それが使命というか、仕事ですから。」

守護家志村の名を持つ者として、そしてカトブレパスを所有する者として、逃げるなんて選択は生まれたときからない。あるのは勝つことだけ。本家の者が叶わぬ妖魔を、誰が討つことが出来るか。それを思えば、逃げるなどと言う選択肢はない。
やはり一般人である美依子には、そこまでを理解はできて居ないのかもしれない、と時生は少し残念に思った。無理もないことだけれど。しかし、妖魔を見て、倉持家の継承式を見て、本家を慕う者を直に見れば、少しはことの大きさを解るかと期待していたのだ。
だが、次に美依子から出た言葉は、思いも寄らないものだった。

「恐いことない?」

おそらく、美依子は、時生の言うだろう言葉をすでに解っている。そういう響きだった。そして、それが自身とは違うという響きも。
妖魔は人間に害を為すものだ。普通の人間であれば、恐いというだろう。そして美依子が恐がっていることも時生は知っている。だが、それと戦うことを使命としている時生は違う。

「昔は、恐いと思ったことはありましたけど。
 今はそんなことないですね。」

さらに言えば、妖魔に討たれた人は数は歴史をさかのぼらずとも、数十はあげられる。その中には当然同族たちも多く含まれる。時生には、恐いという感情より、憎いという感情の方が先立つのが早かった。

「それに恐いなんて言ってられませんから。」

「闘わなぁあかんから?」

「でないと、襲ってきますしね。」

当然のことだった。それが時生にとっての普通だった。
しかし、美依子は、時生の言葉に顔を不満気にしかめた。

「そやから・・・・志村、あかんねん。」

美依子にしては珍しい、小さな声だった。少し目を伏せ、卓に置かれていた湯飲みを手にして、口をつける。小さく息を吐いて、悲しげな顔を見せる。
時生には初めて見る美依子の表情だった。短い間でも、彼女が明るく笑う姿や困った表情、慌てる姿などは幾らも見てきた。でも今の表情はどれとも違う。不安に似ている。だが、それと同時に寂しさがあり、時生は戸惑った。
だが時生より先に、美依子が重たそうな口を開く。

「志村、うちは恐かったら逃げるよ。
 危なくても、逃げるし、そら危なそうが人がおったら助けなって思うけど。
 でも、うちは逃げるんよ。」

「それはミーコさんが、普通の。
 対抗する術もないから・・・。」

「違うて。
 そんなんだけとちゃうやって。」

頭振って、否定する美依子の口調は強く、時生は思わず否定しきる前に言葉を切った。まるで怒ったような声に、驚く。腕をつかまれて、強く引かれる。自然と視線が微かに近くなった。

「志村!!」

思わず反射で顔を背けた時生に、美依子は直ぐに両手で時生の両頬を取って、自分の方へ向けさせた。いつもと同じように、美依子は嗜める。美依子の横にあった裁縫箱が、がしゃりと音を立ててうつ伏せになったのが、やけに響いた。
視線が合わないことを嫌がる美依子に、仕方なく時生は顔を俯かせてチラリと美依子の表情を伺った。それは他人が見れば、母親に悪い隠し事を咎められた子供と同じように見えただろう。
一瞬の攻防がやんで、辺りはシンと静まり返っている。遠くで式神たちの声が微かにする程度で、こちらまでは届かない。障子が真っ赤に暮れる夕日に染まり、全ての時間が止まったようだった。

「志村が恐くないっていうから、うちは恐いんよ。」

いつもより小さな声で、美依子が言った。それは静かに時生の胸に沈んで、ゆっくりと染み出していく。

「もし、志村が恐かったら逃げるような奴やったら、うちそんな恐いって思わん。
 志村が強いことも知ってるし、強いけどちゃんと危なかったら逃げるやろうなって思うから、心配せえへんよ。
 でも、志村逃げへんから。
 危なくても、恐くても、逃げへんやろう。
 死ぬかも知れへんってときかて・・・・逃げへんのとちゃう?」

そんなことはない。そう言うことができれば、と時生は思う。嘘でもそう言えれば、美依子の気休めにでもなるだろう。しかし、逃げるなどと言わないことは、美依子は先刻承知している。だからこその問いかけだった。

「すみません。」

「謝らんでいいよ。
 なんとなく解るし。」

微かに笑いながら、美依子はソッと手を離した。少し冷たい空気がふれる。もう夏もあとわずか。時生が美依子と合ったのは、まだ夏も終わりかけの頃で、熱かったことを覚えている。まだ1月もたっていない。
なのに離れていく温度が、少し惜しいと時生は思った。もう少し、触れていたかった。それは声に出すことは出来ないほどの小さな想いで、時生自身が気付くか気付かないかの、瀬戸際に湧いた気持ち。しかし、今まで拒んでいたものを、時生は初めて惜しいと感じた。

「約束とかも、できへんやろう。」

「・・・はい。」

美依子の諦めたような声は、少し寂しげに響いた。今ココで美依子が強請れば、時生は約束しただろう。危ないことはしないということも誓わせることができる。それは美依子も解っていた。
だが同時に、そんなものに意味がないことも解っていた。時生が、目の前に居る敵と美依子との約束を天秤にかけて、どちらを取るか。時生は、志村家を捨てることはない。美依子はすでに感じ取っていた。
何より、美依子もまた、自分との約束をとれと言えるほどの覚悟も、無かった。

「そやから、心配してるって、忘れんといて欲しいんよ。
 それだけなんか形にしたいなぁって思ったから。」

「ミーコさん。」

「飼い猫にしたいとか、そういうことやないから。
 ただ、忘れたりせんといて欲しいなぁって・・・・。」

理解できていないなんて、どうして思ったのか。時生は自分の思い違いが、恥ずかしくなった。解っていたのだ。ちゃんと。時生のことも、家のことも、妖魔のことも。なにより、危険なのだということも。
だからこそ怯える。まだ美依子自身が、立ち向かうだけの覚悟がないこと。そして時生が逃げないことも知っていているから。だからこそ案じている。時生が行過ぎて、戻らないのではないか。いや、ただ忘れないで欲しい。その一念で。
それは、とても単純で、簡単で幼けない。そして、純粋な気持ち。

「志村、貰ってくれる?」

2度目のそれは、頼りない声だった。時生は、何を言えばいいのか、咄嗟に返答が思い浮かばなかった。断るつもりはないが、だが謝るのも違う。大きな何かが胸に詰り、言葉が出ない。そしてただ焦ったように、首を数回縦に振った。

「良かった。」

それだけで、美依子は安心したように笑うと、何事もなかったように、ひっくり返ってしまった裁縫箱を片付け始めた。それをぼんやりと眺めている時生に、時計を見た美依子は慌てだした。

「あっ!!志村テレビテレビ!!!
 アニメ始まってるで!!!」

「へっ?あっ本当だ。」

「ほら、リモコン!!
 チャンネル変えな。」

リモコンは、時生が元座っていた場所で、仕方なしに時生は元いた場所に戻る。チャンネルが変ると、どうやらまだオープニング後のCMだった。とりあえず座るものの、時生が美依子をチラリと見るとすでに、美依子は縫い物を続けていた。しかしずっと見ているわけにもいかず、仕方なくテレビを見る。毎週楽しみにしていたアニメは、驚くほど内容が頭に入らず、録画をしていてよかったと安堵した。そして時生があの時、自分が何を言いたかったのかを知ったのは、美依子が帰ってしばらく後のこと。

(あぁ”ありがとう”って言えばよかったんだ。)









まだ目を開けることが出来ない。傷を負った左目はまだ塞がるのに、時間がかかる。何より、四凶の持っていた鎌自体に呪いがかかっていたらしく、時生の目は未だにジクジクと痛みが収まらない。だがそれよりも先に、時生は気が急いていた。
その目の前で、みちるが携帯で話をしていた。電話先の一燈の声が、時生にも漏れ聞こえていた。

「時生君、美依子さんかすり傷程度で無事だって。」

その言葉に胸を押しつぶしていたものが、ゆっくりとほぐれていった。隣にいたハクタクの喜ぶ声に、時生は頷く。換わってもらえるかと聞くと、みちるは小さく頷いて、一燈と二言三言話すと、携帯を渡した。

「あっ志村!?
 怪我したって、大丈夫か!!」

思っていたよりもずっと元気そうな声に、心底良かったと時生は思った。そうすると、安心したからだろう。急に左目の痛みが増したような気がした。だが、それを表に出すことはない。

「えぇ。
 命に別状はありませんし、ちゃんと治療も受けていますから。」

「そっか、良かった。
 ほんまに良かった。」

声は少し涙ぐんでいるように、時生には聞こえた。
そして気付く。自分の中の変化が、今はっきりと感じられる。
自分の知らないところで、誰かを失うこと、傷つくのではないかという不安。それは、自分が傷つくことを恐れるのとは違うけれど、それもやはり恐怖に違いなかった。美依子があの時に言った、もう一つそれを、時生ははっきりと知った。そして。

「ミーコさんも、無事でよかった。」

「志村?」

時生は、その言葉を、かみ締めて声に出した。携帯の向こうで、美依子のいぶかしむような顔が目に浮かんで、ただそれさえも嬉しく思えた。
嬉しかった。それに理由はない。名前も無かった。だが、それでも時生の胸には、確かに恐怖とそしてもう一つ。それは、美依子があの日に抱えていたものと同じものなのではないか。そう思うと、時生には、あの日珍しく小さな声で話した彼女の気持ちが、今ならわかる気がした。








理由は無かった。
名さえ無かった。

それでも、美依子がただの顔見知りでも、お隣でもない。
そんな名では収まらない。
美依子の笑顔を望む気持ちがあった。


END

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あとがき
テーマだとかは、実は検定勉強中に浮かんだものなんですが、やっと書くことが出来ました。
執筆は、丸2日程度でしょうか。話は結構すんなり出来ましたが、どちらかと言うと、小道具をぽつぽつ調べるの時間がかかりました。話の視点は決まってたものの、時生の語りにするか、もうちょっと引いて、三人称っぽくするかとか。ぬいぐるみってどうやって作るんだとか調べるのに時間がかかって・・・。いや、生来のぶきっちょなんで。出来るのか?と気になってさ。多分できるはず。私、高校の家庭科なんて、クッション作った記憶しかありません。それも酷い出来だった。

時期は、四凶襲来の前に二人の恋愛一歩手前ってのが書きたくて。う~ん、四凶編が終わって、黒牡山編に入ったら、時生にもミーコちゃんを意識してもらいたいし。その土台になるような、きっかけが前から欲しいなぁと思って、捏造しました。(かなり捏造した)
原作のあの状態からいきなり恋愛に発展するというよりも、それなりにワンクッションがほしいなぁと。その後に、他のキャラとかが出てきながら、鞘当があったほうが、面白いというか定番な展開っぽいし。(ベタ好き)
女の子としてよりも、とりあえず大切な人として、自分の枠の中に入っていることを自覚させてみたかった。恋愛より先に、家族っぽ愛情が先行しそうなイメージがあるので。
ミーコちゃんも唯の好奇心ってだけでない、包容力みたいなのがある面を出したくて。何よりあの朱雀庵に行ったのがちょっと面白いなぁと。時生が強いってことを知っていて、行けば巻き込まれるかもしれないことも解っていて、時生を探しに行ったのは、時生の無茶しそうな空気を心配してだったりしてと妄想して。
そこらへんがドッキングして、今回の話となりました。

当初、ミーコちゃんの問いに頷くでなくて、ありがとうと言わせるつもりだったんですが、最終回にとっておきました。やはりあそこで初めての方が重みがあるかなぁと。言わせたくて堪らんかったです。

ちなみに時生の猫のイメージは、本当になんとなくです。懐きそうで近くにいるんだけど、近づくと逃げる感じが。あと黒になったのは、私が黒猫好き~だからです。昔から好きでしたが、バンプのKに号泣しましてからさらに好きです。
yuiさん / 2007/12/01(Sat) /
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