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日記兼二次小説スペースです。 あと、時々読んだ本や歌の感想などなど。 初めての方は、カテゴリーの”初めての人へ”をお読みください。
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典型的なB型人間。
会社では何故かA型と言われますが、私生活では完全なB型と言われます。
熱中すると語りたくなってしょうがない。
関西在住、性格も大阪人より。
TVに突っ込みを入れるのは止めたい今日この頃。
趣味は邦楽を愛する。お気に入り喫茶店開拓
一人が好きな割りに、時折凄く寂しがりやです。
字書き歴7年近く。
インテリ好きですが、私は馬鹿です。
コメント、トラバはご自由にどうぞ。

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大会?と言う感じですが、終わってみれば、本当に大会の様相でした。



















もう毎度毎度申し訳ないと想いつつ、AさんとSさん共同主催による絵チャに参加してまいりました。
とはいえ、翌日仕事だったので(有給使うか本気で思案した)、2時までの参加でした。
凄いです。
最初の時点で、おめでとうコールを21名(?)でするとは・・・ネウロ弥子凄い。
絵のログを撮るのが大変なほど。
どのタイミングで撮ったらいいものか迷う迷う。
前々日に、フリーソフト入れてよかったと心底想った。

もう続々と人が入ってきて、挨拶だけで、だぁあああとログが流れまくること。
私、文字チャットも主催もお客も何度もしていますが、ロム入れてもこれほどの大勢で。
しかも絵チャでは初めてです。
お2人の偉大さを改めて思い知った気がします。
あんなにものネウロ弥子ファンにお会いできただけでも、私は嬉しかったです。
こんな辺境ブログの字書きが、参加させていただけるなんて。
恐悦至極。

でもネウロの絵チャの特性なのか。
文字オンリーの私が、これほど絵チャで楽しめるのはネウロ絵チャが初めてです。
どうしても文字オンリーは、どうしても絵チャって敷居が高いのに。
きっと管理人様方のお人柄やサービス精神のおかげなのだと想います。
本当に感謝で一杯です。

会話の内容と言うと・・・・なんだろう。
会話ログを読み直すとものすごいカオス・・・。

ハピバから鳥ネウロに、セラムン、学園物、お弁当、体育教師、浜辺でさわやかデートまでもう・・・。
何だろう・・・コメントできない。
いえいえ、とてつもなく楽しかったです。
そして皆さんとてつもなくお上手。
それを見れただけでも、至福の3時間でした。
その後主催者様の日記を見ると、明け方4時半までされていた様子。
・・・あぁあの後2時間半に一体何があったのか。
ログを楽しみにしています。

そして、毎度の如くはっちゃけている私。
反省だけなら猿でも出来るという言葉を覚えろ私。

お2人の主催者。
お忙しい中で、本当にありがとうございました。


そして、絵チャで萌えた私が思わず漏らした妄想を、下にしたためておこうと想います。
いえいえ、寝ている弥子ちゃんに首をぎゅーってされているネウロがいたのよ・・・可愛かったのよ。
もう最近鳥ネウロツボの私には、この上なく。
と言うことで、小話。
畳んでおきます。
今一発書きしたので、普段に増して荒々しい文章です。
それでもよろしければどうぞ。






この男が与えられるものは、限られている。
それは暴力であったり、横暴な振る舞いであったり。
人の形をした人ではないものなのだから。
だから、諦める以外は術は無いのか。

(本当に?)



Temperature of child


ネウロは、ベットの傍らに座り、興味深げに顔を近づけた。
弥子の頬を軽くつまみあげるが、起きる気配もない。
それほど弥子は深く眠っていた。
布団を抱え込む寝相は、まるで幼子が、親の手を握るように抱えこんでいる。
その手を放されれば、途端に迷ってしまう子供のように、ぎゅっと。
この地上に来るまでならば、苛立ちこそ感じたはずが。
今はただ、湧き上がるような愛着が、ネウロを満たす。


思い返しても、魔界ではついに、そんなものは見つけることは出来なかった。
世界は混沌に満ちて、濃い闇と血が混ざり合う瘴気と魔界の住人だけが存在していた。
この心を満たす物などありはしない。
あるとすれば、謎だけだろう。
そう信じてたからこそ、ネウロは謎だけを追うことができた。
その頃には、想いもしなかった。
知るはずもないこと。

地上に浮上し、出会い、共に過ごすこととなる。
そんな少女の中に、それがあるなど、魔人でさえ予測不可能なこと。
弥子は、何年もかけて、心を育て、ネウロを待っていた。

それでも、ネウロにとって、弥子はやはり幼い子供だった。
出会った頃から、弥子の面影にさして代わりはない。
無防備な仕草に華奢な肩も。
出会った頃から良く食べ、よく笑い、よく怒り、コロコロと変るところ。
物覚えが悪く、直ぐにばれそうな嘘しかつけない。
これでは、子供との違いを見つけることの方が、難しい。

だが、時は確かに流れている。
記憶は重なり、世界は変化し、そして今、弥子は年を重ねた。
同時にネウロも。

3月10日。
16月344日。

日付を越える。
2人一緒に。


抓んだ頬を、今度は撫でるとゆっくりと弥子が笑った。
口をむにゃむにゃと動かして。
何を呟いたのかは、ネウロにも知りようがない。
なのに、口付けたくなるのは何故なのか。
ネウロにとって、弥子は、予測不可能、回避不能なものばかりで彩られている。

(子供は得てして、そういうものだということさえも、彼女を見ては思い知るのだ)



ネウロは、弥子の頬を撫で続けた。
だが、それに満たされる気持ちの傍らで、次第にネウロの中に胸苦しさが沸々と湧き上がってくる。
どんな夢を見ているのか。
柔らかな寝顔は、きっと良い夢を見ているのだと想像できた。
自分の隣にいるときには、あまり見せないほど幸せそうに見えて、ネウロは次第につまらなく思えてきたのだ。

ならば、今ここで起こしてみると、彼女はどんな顔をするのか。
ふとそんな想像する。
きっと驚いて、飛び起きて、非難するだろう。
そうして、夢から覚めて、自分を見てくれる。


ネウロは、仮初の人の顔から、本来の鳥の形相に変える。
より驚かせたくて。
(これでは、どちらが子供なのかわからない)

非難してくれてもいい。
驚いて、怒って、そうして自分だけを見ていて欲しい。


大きくちばしで弥子の頬を突く。
コツコツと触れるというほど、起こそうという意志を疑うほど柔らかく。
だが、やはり弥子は起きない。

「うぅ・・・んん。」

そう言って、煩げにくちばしを追いやった。
ならば、今度は噛み付いてやろうか、ネウロがそんなことを思った時。
弥子の瞼が胎動し、薄っすらと開いた。

「ネ・・ウロ・・・?」

「弥子。」

弥子は瞼を擦り、そのままのっそりと体を起こした。
布団から手を離し、首をかしげている。
半分は夢うつつらしい。
このまま目覚めるか。
だが、次の瞬間、弥子はネウロも思ってみない動きをした。

「弥子・・貴様!?」

細い腕が伸びてネウロの首に巻きついてきた。
体を寄せて、しがみつく。
暖かな布団を捨てて、ぬくもりなど無い、ネウロに縋る。

理由など考える暇もなく、ネウロは引き剥がそうとした。
普段のネウロであれば、容易にその腕を解くことが出来た。
そのはずだった。
なのに躊躇する想いもどこかにあった。
それに弥子が追い討ちをかける。

「ネウ・・ぉ遅刻だぁ。。
 早・・・寝よ」

そうして、コックリと小さな頭を、ネウロの顔に傾ける。
そうして、また寝息が毀れだした。
ネウロは掴んでいた弥子の腕を放すしかなかった。
もうネウロには、放そうという意志など微塵もない。
それほどに弥子の腕は温かく、手放しがたいものだった。

縋られて、求められて、どうして拒むことが出来るだろう。
恋しく寂しく想う気持ちさえ、そのぬくもりで、鼓動で埋めてしまえる。
この小さくも愛おしい生き物を。
術など無い。
もう手放すなどできない。
彼女から離れてくれなければ。


弥子は年を重ねた。
こんなときにこそ、ネウロは思い知る。
どれほど表情が拙く、体が幼くても、弥子の中の時間は確かに流れている。
子供のような素直さを持ったままで。
魔人の寂しささえも見抜く鋭さを研ぎ澄ましていくのだ。


ネウロは弥子の腰を抱えて、ゆっくりと自身もベットに入った。
布団をかける。
暖かさに安心したのか、弥子はネウロの咽喉が詰るほど、腕に力を込めた

一瞬叩き起こそうかとも考えるが、弥子の寝顔に気力が萎える。
今しばらくこのままに。
少し苦しいが、どれほど縋られても、魔人のネウロは死にはしない。

ネウロは、ゆっくりと目を伏せた。
予測不可能だと解っているが、それでもネウロは何度も何度も思い描く。
驚いた顔、笑った顔、怒った顔を。

朝一番に、そんな顔が見れるなら、絡む腕を許してもいいなどと想いながら。






この男が与えられるものは、暴力や横暴な振る舞い。
そんなもの。

もし、他にあるとすれば。
それはきっと、人ならざる愛の形。

そんなものでも良いのであれば、溢れるばかりの異形の愛を。


愛しい小さな君に。
Happy birthday!



END

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