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日記兼二次小説スペースです。 あと、時々読んだ本や歌の感想などなど。 初めての方は、カテゴリーの”初めての人へ”をお読みください。
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典型的なB型人間。
会社では何故かA型と言われますが、私生活では完全なB型と言われます。
熱中すると語りたくなってしょうがない。
関西在住、性格も大阪人より。
TVに突っ込みを入れるのは止めたい今日この頃。
趣味は邦楽を愛する。お気に入り喫茶店開拓
一人が好きな割りに、時折凄く寂しがりやです。
字書き歴7年近く。
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体のパーツ、注視シーン練習。
こういう風に何も前後考えんで書くのも面白いなぁと気付いた。
銀さん、あんた使いやすいんだ。
グダグダと書いてるだけなので、一応反転機能付き。


























まどろみを楽しむように、新八の口がむにゃむにゃと動いた。俺の硬いだろう膝に頭を乗せて午睡を楽しむ。これも貧乏人ならではの小さな楽しみ。いつも家事にバタバタと忙しい新八へのちょっとした褒美。もう既に一時間は越えて、足がジンジンと痺れてきている。なのに起こす気がしないのは、惚れた弱み。可愛い寝顔の為に足を差し出す。

新八の頭がごそごそと動いた。まるでむずがるように動けば、真っ直ぐな羨ましい黒髪が、足を擽る。しばらくそれを我慢していれば寝心地のいい場所を見つけたのか。新八は動くのをやめて、寝息を立てる。その小さな足袋に包まれた足を、擦り合わせる。
スースーと穏やかな呼吸音が続き、俺は新八の顔を見入る。
地味だ平凡だといっているが、それだけに新八は整っている。下手にどこかが突出して綺麗なわけではないからこそ整ってみえるのだろう。普段は照れくさくて言えたものじゃないが、心から思っている。

剣術をしている割りには、肩はあまり太くなく、そこから伸びる腕は、16の少年らしくまだまだ未発達だ。幼いのだと言い聞かせる。自分自身に言い聞かせて、忘れない為に。
丸めた背中と横腹が呼吸に合わせて上下する。生きている、成長している。そしてゆっくりと離れていくのだと思うと、心が急く。知らずにかみ締めた歯がギリっと音を立てた。

どうして自分はこういう風にしか愛せないのか。歯がゆくて仕方がない。他のやり方など、誰も教えてはくれなかった。それを恥じる気持ちがあった。でも手を伸ばせないのは、結局自分に勇気がないからだ。

大切にしたくて、触れることが出来ない。愛したくて、告げられない。守りたくて、守りたくて、ただそれ以外の術を知らない。
苦しめたくは無くて、突き放して、そのたびにこの子供を傷つける。結局新八を苦しめて傷付けるのは、自分なのだ。どうすれば守れるのか。どうすれば愛することが出来るのか。ただただこの子供の笑顔がずっと続くように、本当はそれだけでいいのに。


今は閉ざされた大きくて黒い瞳。その造作はお妙と良く似ている。優しい顔立ちは、母親に似たのだろうか。両親の写真は見たことがない。母親は早くに亡くなったと言っていたから、もしかしたら覚えても居ないかもしれない。
丸い頬に指先で触れようと思い手を伸ばす。だが結局は目に見えない幕のような何かに阻まれて、触れることが出来ない。それでも惜しくて、幕の上をなでる。暖かさも何も無い。それでも触れているような気になりたい自分は意地汚い。ケーキを包むフィルムに着いた生クリームを嘗め取ったときの気分に似ているかもしれない。

ただ好きな物だから。好きで好きで心から欲しいと思っているものだから。何一つ取りこぼしたくない。たったひとかけら、その一滴さえ嘗め取る。でなければ、満足できない。

「新八。」

名を呼んでも起きはしない。起きなくていい。ずっと眠っていてはくれないだろうか。ずっとずっと。2時間でも1日でも10日でも・・・もう目覚めることがなくても。俺の手の内で、ずっとずっと眠っていてくれないか。ずっとずっと傍に居てくれないか。

好きで好きで心から、欲しいと思っているから。

傍に居てくれないか。嘗め取らせてはくれないか。




END

★もう一本





作務衣から覗く胸板は、とても男臭いものがある。それは僕には無いものだとも思う。

「あぁ~あっちぃいなぁオイ・・・。」

さっきお風呂に入ったというのに、既に汗ばんでいる身体を団扇で扇ぐ。夏の夜風はまだ少し温い。
だらしないと嗜めれば、小煩いとまるで反抗期の子供のような顔で拗ねる。
忙しない男だ。男臭かったり、子供だったり、大人だったりとコロコロと印象を変える。どれかだけだったら、僕はもっと上手くこの人を扱えたのだろうか。それは願望のようであり、そして思うだけ無駄なことだ知っている。

歯を磨いたからと、苺牛乳の代わりに勧めたお茶を飲み込む仕草。仰ぎ晒された咽喉仏は節くれている。そこを零れたお茶が伝い、僕は何故だか動揺して視線をそらした。

どうしてこんな思いをしなくてはいけないのだろう。こんな駄目な男の江戸代表相手に。それが悔しい。なのにドクドクと頭の中で巡る血流が耳に響く。漏れ聞こえそうなほどのそれを収めることは、今の僕にはできない。
そう、僕はやっぱり正真正銘の子供なのだ。自分の感情一つコントロールできない。男だ女だという性別を持たない子供。目の前の男とは違う。だから触れられない。だから守られている。
だから、傍に居られる。

子供には大人がついていなくてはいけない。

そんな常識を、この非常識男が持ち合わせているのかは、僕も知らない。それでも時折見せる大人の表情は、確かにある。庇護する厚い背中。太い腕に抱えられることもある。僕が恐ろしさに目を閉じるときだって、この人は目を背けたりしない。そしてどんなことがあっても、この男は優しい。

どれだけ僕が両腕を広げて抱えようとしても、それよりはるかに大きな何かで、すっぽりと覆われてしまう。そんな時、酷い無力感とどうしようもない幸福感に僕は支配される。

「さぁ~てと、おらぁそろそろ寝るわ。」

「はい。
 僕もお風呂を頂いたらすぐに寝ますね。」

「おう。お休み。」

立ち上がって、和室へと向う銀さん。歩きながらも欠伸に大口を開ける。背中をガリガリと掻く仕草は、男というよりもオッサン臭いものがある。なんとはなく眺めていると、銀さんが振り向いた。

「子供は早く寝ろよぉ。」

まるで自分の思考を見透かされたようで、少し腹が立った。悔しさをかみ締めて言った。

「子供じゃありません。」

「はいはい、分かった分かった。
 うんじゃお休み」

「・・・・おやすみなさい。」

軽くいなされたのが悔しくて。襖が閉められる寸前に、何とか言えた就寝の挨拶は、自分で聞いてもふて腐れているようにしか聞こえなかった。思わずため息が漏れる。

大人になりたいと思う。大きくなりたいと思う。銀さんに背負われなくても歩けるぐらい。銀さんに守られなくてもいいぐらいに。一人で、自分の腕で、あの人を守れるぐらい大きく強くなりたい。あの人が傷つくことがないように。
でも同時に、子供でいたいと思う。傍に居たい。守られていたい。その大きな両腕に包まれてまどろんでいたい。
子供だから傍に居られる。子供だから守られている。まるでそれは甘い菓子のように、魅惑的で手放しがたい。

あの骨ばった指先が、無造作に自分へと伸ばされる時。戸惑いと歓喜に身を引き裂かれそうになる。それはきっと大きくなっていく身体が痛みを伴うのと、とても似ている。身を裂く痛み。


人はきっと、こういう感情を切ないと呼ぶ。


END






習作第二段。ワンシーンのみというお手軽さはやはり楽でいいなぁ。
結局子供も大人も考えていることは大して違いが無かったりして(笑)
銀さんと新八両方の視点で、それぞれの違い~みたいなのを書いてみたんだけど、やっぱりこういうなのって普段の観察力がものをいうよなぁ。
やっぱり仕草とかそういうなのって、みてないと書きにくいもんだよな。
よし、職場の人をウォッチングしてやろう。
漫画見てて気に入った仕草とか、結構頭の中にとどめるようにしているけど、yuiの脳内メモリーは少ないんだよ・・・・・(泣)

反省点は、どうやっても表現がマンネリ化してしまうことで、やっぱり注意するべきだと思う。
組み合わせとか比喩って一応常に考えるようにはしているけど、追い付いてないなぁ。
気をつけてはいるんだけど。
やっぱり普段目に付く手とか腕とかそういうところに偏る。
足とか太ももも、結構面白いかもしれないんだけど。
ただ男の身体は上半身が好きだからなぁ、私が。
道理で偏るはずだ。
女性は下半身が好き。
足のつま先とか、かかととかすっごい可愛いよな。
ちょっとしたフェチ。

もうちょっと男の下半身も注意してみるかなぁ。
でも男の人の食べてるときの姿って、可愛いなぁって思います。
がつがつしててなんか・・・動物みたいで・・・・(笑)
まぁねぇ。
本能の動作だから、余計になのかもしれないけど、なんか可愛いなぁって思います。


閑話休題。


男性を書くときは、太く、女性を書くときは細くとイメージする。
男性は三角、女性は円形。
なんとなく・・・ね。
女性は歳を取っていく毎に丸く丸くなっていく感じがして。
年齢的なことを言うと、子供は柔らかく、だんだん固くなっていって、壮年期辺りからまた柔らかくをイメージ。
お年寄りはだから熟した桃みたいな柔らかさ。
子供は苺とか梨のような感じで。

後は今回はまぁそれが目的だったからいいんだけど、パーツパーツを書きたくなるのは、良くも悪くもだなぁ。
今度は額とか顎とか鼻とかも書いてみると面白いかもしれないと思った。
私あんまり書かないもんなぁ。
こうやって書いているとちょっと気付く。

動作とか、また戦闘シーンとかもやってみたい。
特に体術は課題だなぁ・・・・柔道とか空手とか見てみるか。
テコンドーの方がいいのかなぁ。
できればスロー動画とか無いかなぁ。

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